柏餅を作ろう [4月の特集]

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ソネットの季節特集を大和田家の人々がナビゲートします。
季節のイベントに興味津々な大和田家。海に山に街に、毎週、楽しげな場所に顔を出します。泣いて、笑って、喧嘩して。そんな大和田家の季節レポートをご覧下さい。

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今回登場する大和田家の人物

5月5日はこどもの日。端午の節句ですね。ここ大和田家の男の子はもう大きくなりましたが、小さな女の子が一人いますね。

くみこちゃん「GWイエー!ジー・ダブリュー!イエー!」

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GWイエー!ジー・ダブリュー!イエー!

おばあちゃん「くーちゃん、今起きたのかーい?」

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上新粉、白玉粉、上白糖、 片栗粉を用意しましょう

くみこちゃん「あれ?おばあちゃん何作ってるの?」

おばあちゃん「柏餅を作っているんだよ。もうすぐ、こどもの日だからね。」

くみこちゃん「柏餅って家で作れるの!?」

お母さん「去年もおばあちゃんの柏餅食べたじゃないの」

おばあちゃん「くーちゃんも柏餅作れるようになんないとね」

くみこちゃん「いーよ、べつに、コンビニあるし」

おばあちゃん「ワンッ!」

くみこちゃん「どうしたのおばあちゃん!?」

おばあちゃん「あ、間違えた。コラッ!って言おうとしたんだよ、コラッ!くーちゃん!」

くみこちゃん「ごめんなさい…?」

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おばあちゃんはミス柏餅だった

お母さん「おばあちゃんはミス柏餅だったのよ」

くみこちゃん「ミス柏餅??」

おばあちゃん「そう、ミス柏餅」

くみこちゃん「すごい!柏餅の中の柏餅ってこと?」

お母さん「それじゃあおばあちゃんが柏餅ってことじゃないの!」

おばあちゃん「柏餅の中でも美人ってことよ」

お母さん「おばあちゃん、それも柏餅の域を出てないわよ!」

おばあちゃん「くーちゃん、おどろくなかれ。なんとお母さんもミス柏餅だったんだよ!」

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上新粉、白玉粉、上白糖をまずボウルに

くみこちゃん「お母さんも!?」

おばあちゃん「大和田家のおとこたちは柏餅に目がなくてねえ」

くみこちゃん「おじいちゃんもお父さんも柏餅が好きだからおばあちゃんもお母さんも結婚したの!?」

おばあちゃん「そうとは思いたくないけどねえ」

お母さん「くーちゃんも大人になったら応募してみるといいわよ、ミス柏餅」

くみこちゃん「ミス柏餅になるにはどうしたらいいの!?」

おばあちゃん「柏餅をおいしく作れたらいいんだよ」

くみこちゃん「わかった!じゃあ作る!作り方教えて!」

お母さん「さっきから写真でどんどん紹介していってるじゃないの!」

くみこちゃん「やったー!」

おばあちゃん「じゃあこっからはくーちゃんも手伝ってね」

くみこちゃん「かしわもち、イエー!」

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お湯をちょっとずつ入れながら、こねるこねる

くみこちゃん「ところで柏餅ってなんで柏餅なの?」

お母さん「くーちゃん、よくわからないわ」

くみこちゃん「ああ、ごめんごめん。なんで柏餅食べるの?」

お母さん「そうねえ、子どもの日が近いからよ」

おばあちゃん「端午の節句だねえ」

くみこちゃん「端午の節句にはなんで柏餅を食べるの?」

お母さん「柏の葉はね、若葉がはえたときにも古い葉がまだ残っているのよ」

おばあちゃん「家系がとだえないように、っていう昔からの習慣だね」

くみこちゃん「じゃあおばあちゃんとおかあさんが一緒にいる、ってことなのかなあ」

お母さん「今はくーちゃんも一緒にいるしね」

おばあちゃん「くーちゃんも子どもができたら一緒に柏餅を作ればいいよ」

くみこちゃん「うん、それはいいね」

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耳たぶくらいの堅さになったらひとつのおもち分にちぎっていきます

お母さん「そういえば端午の節句っていっつも「タンゴ」の節句を思い出すわよねえ」

おばあちゃん「…うん?」

くみこちゃん「…どういう意味?」

お母さん「ごめんごめん、踊りのタンゴ。踊りのタンゴが頭に浮かぶのよお。」

くみこちゃん「浮かばなーい」

おばあちゃん「わたしは京都の丹後が頭に浮かぶけどねえ」

くみこちゃん「浮かばなーい」

お母さん「浮かびませんよ」

おばあちゃん「…そう、です、か」

くみこちゃん「…」

お母さん「…もうすこしなかよく作りましょうか」

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平たくしてふきんを敷いた蒸し器に。20分くらい蒸します。

おばあちゃん「蒸しあがったね」

くみこちゃん「イエー!これであんこ入れていいのー!?」

お母さん「ううん、これをもう一回ボウルでまとめるのよ」

くみこちゃん「あっちー!」

おばあちゃん「くーちゃんぬれふきんを使いなさい」

お母さん「手でさわれるくらいになったら水溶き片栗粉を入れてまたこねます」

くみこちゃん「あ、あった、あんこー!」

お母さん「くーちゃん入れるんだからまだ食べちゃだめー!」

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蒸したら一旦またボウルにあげ、水とき片栗粉を入れてこねてまた小分けして楕円形に。
あんこを中央においたら二つに折ります。

おじいちゃん「大和田家男性陣で偵察にきたぞぉ!」

おばあちゃん「まだですよ!」

お母さん「あんこをのせて二つにたたんで」

おばあちゃん「また蒸し器に入れてね」

くみこちゃん「あんこちょっと少なくない?」

おばあちゃん「くーちゃんが食べちゃったから」

くみこちゃん「…」

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もう一回蒸します。今度は5分くらい。

くみこちゃん「体中の血が逆流する感じ…これが端午の節句パワー!?」

おばあちゃん「何か覚醒しちゃった感じになってるわねえ」

お母さん「ごはん食べてなかったから、あんこ食べて血糖値上っただけでしょ、もう」

くみこちゃん「ひかえおろう!」

お母さん「うるさい!」

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もう少しで完成です

おばあちゃん「さあさあ、柏の葉でくるんで、さあできあがり!」

くみこちゃん「やったー!」

おばあちゃん「これでくーちゃんもミス柏餅になれるわねえ」

くみこちゃん「ほんと!?ミス柏餅!?柏市に銅像とか飾られる!?」

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洗って水気をきった柏の葉でくるんでできあがり

お母さん「それはないよ」

くみこちゃん「あるよ!」

お母さん「ないわよ!前例が全くないじゃない!」

くみこちゃん「ないのか…」

おばあちゃん「さあ、くーちゃん、できあがった柏餅は大和田家の男の子たちに食べてもらわないとねえ」

くみこちゃん「あいつらでっかいよー」

お母さん「お父さーん!おじいちゃーん!柏餅できたわよー!」

くみこちゃん「ひえー疲れたー」

おばあちゃん「おつかれさま、くーちゃん」

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手作りしたものはやっぱりなんでもおいしいですよね

くみこちゃん「お父さんたちおいしく食べてくれてるかなあ」

お母さん「くーちゃんみたいにパワーが出てるかもしれないねえ!」

おばあちゃん「未来のミス柏餅が作ったんだから、おいしく食べてくれてるわよ」

お母さん「お父さん、泣いてない?…」

おばあちゃん「娘の手作りに感動しちゃったのかしらねぇ。」

くみこちゃん「じゃあよかったよかった」

お母さん「また来年も作る?」

くみこちゃん「うん、毎年作るー!」

季節の行事のものを手作りできるようになると、毎年楽しみになりますね。来年からはくーちゃんが一人で作れるようになってるかも。小さなお子様が調理される際はお母様がついてあげてくださいね。

 

取材と文:季節特集編集部、絵:サワー沢口


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